弁護士 相川一ゑ



「弁護士の仕事」というと、裁判所に行って書面を提出したり尋問をしていたりする姿を思い浮かべておられる方が多いと思います。

実際はどうかというと、弁護士といえども裁判所には必ずしも毎日行くわけではありませんし、尋問もしょっちゅう行っているわけではありません。もちろんそのような仕事もありますが、裁判所の法廷で過ごす正味の時間はあまり長くないのが通常で、むしろ移動時間や裁判所に提出したりする書面の作成等、その他の業務に作比率のが多い、という弁護士が埼玉では一般的でしょう。

裁判所以外での仕事というと、たとえば刑事事件のために警察に行ったり、法律について講演をしたり、役所で特別な委員をすることもあります。もちろん、弁護士の仕事の中心は裁判所で行われる訴訟や調停などの申立ではあるとおもいますが、近年は各地の裁判所でも訴訟事件は減っているとされていますので、このような裁判所外での仕事の比率が増えていくのかもしれません。