弁護士 田中 智美



久々に弁護士ブログを書きます田中です。
今日まで書こう書こうと思って書けずにきたのは、おかげ様で仕事が忙しかったのもあるのですが、何よりも、・・・ワタクシ、実は去年の10月に愛車を手放してしまったのです。

特に不具合があったわけでもない我が愛車。7年目を迎え、エンジンなどまだまだこれからという時期に、どうしてこうなってしまったのか、私にもよく分かりません。
きっかけは、同じ事務所の先輩弁護士のEさんが、昨年夏頃から「GT‐Rの新型が出る。ハイブリッドじゃないのは最後かもしれない」と言い始めたことだったような気がします。
競合車種を含め、あれよあれよという間に届くカタログ類。
ただ、自分の中では「このまま死んでお墓に入る時に、これまで乗り継いだ(数少ない)自動車歴を思い出してみて『あぁ、悔いのない車選びだった』と言えるか」と胸に手を当てて考えた時に、「いや、このままじゃダメだ」と思った次第なのです(何だそれ)。

しかし、買い替えるとして、今手元にある愛車を下取りに出す、つまり魂の片割れである愛車をお金に変えるなどということは絶対にできないので、これと見込んだ人に無償譲渡することに致しました。
白羽の矢が立ったのは、同じ事務所の後輩弁護士のTさんです。
①向こう5年間第三者に譲渡しない、
②1週間に1度車の写真を送る、
という2つを条件にお譲りすることにしました(注;冗談です)。
地元の大型スーパーの駐車場で待ち合わせをして、引き渡しとなりました。
刻一刻と迫るお別れの時。
ナビも音楽データも全て消去し、ちょっとよそよそしくなったような愛車に語りかけます。
「今度のご主人は私より綺麗好きだよ。それに、きっと安全運転だよ」
「(ナビの)『自宅に戻る』で、うちに戻ってきちゃダメだよ」
気分は完全に、“ドナドナ”です。
Tさんに鍵を手渡し、目の前で乗って行かれると本当に泣いてしまうので、私が店内で買い物をしているうちにそっと立ち去ってもらうことにしました。
店内に入る前に振り返ると、遠くに手を振るTさんと愛車が見えました。
さようなら、相棒・・・元気でね(泣)!!
それが、我が愛車を見た最後でした。
ちなみに、私とTさんは同じ市内に住んでおります・・・。

・・・で、今、我が家のカーポートには、2ドアクーペなのに、なぜか5ドアハッチバックだった前車より全長も全幅もでっかい新車が鎮座しています(ちなみに、どうしてもFRに戻りたかったので、GT‐Rではありません)。
しかも、買ってから気付いたのですが・・・顔に親近感が持てない(気付くのが遅い)。
前車はどちらかというと柔和な顔つきで、駐車場に戻ってくると、「ご主人、僕、いい子で待ってたよ」と身を震わせて喜んでいた(ような気がする)のに対し、今度の車は非常にプライドの高そうなご面相をしておりまして、「気安く触るなよ。まだお前を主人と認めたわけじゃないからな」と凄んできます(妄想)。
果たして、この車が私を主人と認めてくれる日は訪れるのか?
次回から新章スタートです。