農地の賃借権契約を終了させるため、土地の時価の2割、3割という離作料が支払われることも多いようです。しかし、農地法20条の規定を使えば、極めて安い離作料で、農地賃貸借契約を解約することも可能です。今回は、そんな事例につい・・・
「不動産」の記事一覧
賃借人から耐震補強工事を求められたら
建物の賃借人が賃貸人に対し、耐震補強工事を求めた場合、賃貸人はどのように対応すればよいでしょうか。賃借人の要求が認められるか、また、実際に大地震が起き場合の賃貸人の責任はどうなるかという観点から考えてみたいと思います。 ・・・
不動産売却の際、売主に問われる「契約不適合責任」とは?
「目的物が種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しないものであるとき」は、買主が売主に対し対応を求めることができるとされており、これを「契約不適合責任」と呼んでいます。特に、目的物が不動産のような高額な対価を伴うこと・・・
賃料不払いと占有移転禁止仮処分
アパートなどの賃貸物件で賃料不払いが発生した場合、占有移転禁止仮処分という法的な手続きをとることがあります。占有移転禁止仮処分とは何なのか、この手続きを行う意味、どのような場合にこの手続を行うのかについて考えてみました。・・・
中古で買った建物の傾斜、売主の責任を問える?
中古住宅を購入する際、日当たりなどの状態はすぐに見て分かるものですが、傾斜、つまり傾いている建物であるということは一見して分かりにくいものです。中古の建物の場合、建物自体には一定程度の経年劣化等があることが当然の前提にな・・・
耐震性に問題がある建物の明渡し-明渡しを認めた判例、認めなかった判例の検討-
建物の耐震診断をし、強い地震が起きると倒壊するという診断が出た場合でも、賃借人に明渡しを求めることができるとは限りません。問題は、補修が可能か、費用からして補修するのが合理的かということです。判例を通して、大体の傾向を見・・・
占有者が分からない場合の対処法
賃貸しているマンションやアパート、戸建てに、見知らぬ人物が占拠しているという場合、どのように明け渡しを行えばいいのでしょうか。 今回は、さいたま市大宮区で30年以上の歴史を持ち、不動産に関する法律相談に注力し、また「不動・・・
実は法律で決まっている! 不動産仲介手数料の上限額について
不動産の売買や賃貸借をした際に不動産業者に支払うことになる仲介手数料は、実は法律でその上限額が決まっています。本稿では、法律で決められた仲介手数料の上限額を紹介するとともに、誰が仲介手数料を支払うのかについても解説します・・・
放置自動車への対処法
ご自分の所有・経営する土地や駐車場に、他人の自動車が駐車・放置されている、という相談をしばしば受けます。 今回は、さいたま市大宮区で30年以上の歴史を持ち、不動産に関する法律相談に注力し、また「不動産専門チーム」を擁する・・・
農地を売却したい! 農地を売却する2つの方法
農地の売却には購入者に関する制限や農地転用に関する制限があり、「農地だと売りにくい」というイメージがあります。本稿では、農地を「農地」の地目のまま売却する方法と農地を「宅地」等に転用したうえで売却する方法の2種類を、手順・・・