公益通報者保護法の施行から約12年が経過しました。
内部通報制度は、この法律の施行により徐々に普及してきたとはいえますが、今なお企業の不祥事が露見したというニュースが後を絶ちません。
内部通報制度の趣旨は、通報者を保護しつつ、不正の初期段階でその目を自ら摘み、社会の安全や健全化を図ろうというものです。きちんとした活用は、通報者のみならず、制度を設けた企業にも利益をもたらすものです。

しかし、残念ながらこの制度が上手く使えずに、不祥事を予防できなかった・あるいは通報を萎縮させシステムが機能しない、というケースも出ています。

本年度のセミナーでは、内部通報制度の基本的な説明から、実際の運用ケースや裁判で問題になったケース、運用に当たり気を付けるべきポイントなどをお話できればと考えております。