弁護士 吉田 竜二

皆様、欲しい物を購入するまでのプロセスはどのようなものでしょうか。

①即決で購入する。
②ある程度で見切りをつけて購入する。
③納得いくまでじっくり考えてから購入する。

様々あるように思いますが、私は断然③のパターンです。
たとえ一目惚れした品物でも、即決はせずに一度持ち帰ります。
持ち帰って、その品物の他にどのような品物があるかについて、ネットや雑誌等を見て徹底的に調べます。

その作業には、往々にして膨大な時間が費やされ、時には、年単位の時間がかかります。
いつまで経っても新しい物を買わない私を見て、周りの人に、「あいつは以前●●が欲しいと言っていたが、買う素振りが全くない、新しい物を買うつもりがないのだ」と思われてしまうほどに決断までが長いのです。

しかも、散々考えた挙句、今持っている物がまだ使えるから新しい物はいらないのではないかという思考に陥り、購入をやめるということもままあります。
なので、厳密に言えば、③のパターンですらありません。

そうなってしまった場合、これまで検討に費やされた時間というものはまったく無駄ではないかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、その時間はその時間で非常に楽しいものです。

理解できない方にはまったく理解できない話となってしまいました。
結局、私は何も購入できないまま時間を浪費して生涯を終えるのかもしれません。