弁護士 森田 茂夫

先日、上海(中国)に行き、上海市内で活動している法律事務所とコンサルタント会社を視察してきました。いずれも、日本から進出している企業を顧客とするものです。
法律事務所もコンサルタント会社も、日本人が経営しているものも、中国人が経営しているものもありました。

その中で、印象に残ったことを1つ。

上海で活動している日本人のコンサルタントが言っていたのですが、中国に進出している日本企業の中には日本病にかかっているものが多いというのです。
日本病というのは、
① 日本のやり方にこだわる、
② 日本人だけで決めたがる、
③ 日本語だけで仕事をしたがる、
というものです。

欧米の企業の中国支店長はほとんど中国人なのに、日本の企業の場合は、中国人はせいぜい部長どまりの場合が多いそうです(もちろん、例外もあります)。

また、3年以上中国に住んでいるのに、中国支部のトップ(日本人)が中国語をしゃべれないようでは、その企業は赤字になるとのことでした。

その通りでしょうね。発想をもっと国際化する必要があるように思います。