本コラムを執筆する前日2025年6月18日、いわゆるネットカジノ規制法の法改正が成立しました。

正確には「ギャンブル依存症対策基本法」という名のこの法律の改正は、オンラインカジノのサイトの開設、ネット広告などを通じたサイトへの誘導行為の禁止のほか、国や自治体がオンラインカジノの違法性の周知を図ることなどが盛り込まれています。

各種報道によれば、ネットカジノは非常に依存性が高く、自分の意思だけではやめることが難しい場合もあると言われています。

ネットカジノのために借金を作ってしまったという場合には、当然反省していただく必要がありますし、原則としては免責不許可事由に該当します。

しかし、破産法は、債務者の経済的再生の機会確保をその法制定の目的にしています。

破産法 (目的) 第一条 この法律は、支払不能又は債務超過にある債務者の財産等の清算に関する手続を定めること等により、債権者その他の利害関係人の利害及び債務者と債権者との間の権利関係を適切に調整し、もって債務者の財産等の適正かつ公平な清算を図るとともに、債務者について経済生活の再生の機会の確保を図ることを目的とする。

場合によっては、免責を得られる可能性もあります。

ネットカジノのために借金を作ってしまったかたも、まずは一度、グリーンリーフ法律事務所にご相談ください。

■この記事を書いた弁護士

弁護士法人グリーンリーフ法律事務所
弁護士 野田 泰彦

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