債務整理のご相談にいらし方が、「もう少し早く相談にくればよかった。」とよく言われます。随分悩まれて、借金の返済も、気持ちも、もう限界まで来て事務所にいらっしゃる方が多いのかもしれません。弁護士と相談しながら、この重く苦しい債務が整理されていくイメージをつかんでいく、その中で、皆さんが感じられた言葉なのかもしれません。
 
 ご自分では、何とかなると思って借り始めた借金。どこかで歯車が少しずつずれていって、返せると思っていた金額なのに、それが返せない。生活費を切り詰めて返済にあてる。今度は、生活費が足りなくなり、その生活費のためにまた借りる。今は、いとも簡単に、しかも定期的な収入のない方にも貸してもらえる時代です。それが、借金を大きくしてしまう要因の一つではないでしょうか。
 その昔は、親戚中に頭を下げて回ったり、自分の財産を質に入れたりしてお金を工面したものです。当然、お金と引換に何かがなくなっていったわけで、それは、親の形見の着物だったり、刀だったり、(これは、古すぎですね。)親戚に対する自分の信用だったりと。さまざまなものがなくなってゆく中で、お金に対する危機感なるものが発生したのではないでしょうか。そして、これではいけない!という思いが、この借金生活を立て直すきっかけになったのではないのでしょうか。

 今この時代、私の周りの人たちは、私が多額の借金を抱えていることなんて、自分から話さなければ、誰にも知れることはないのです。そのことが、借金の袋小路に自分をどんどん追い詰める。誰も知らないことが、誰にも言えないことに、ひいては、自分一人で抱えこむ結果になってしまうのかもしれません。

 今、「これではいけない。」とほんの少しでも思われている方、「弁護士に相談に行く。」そのこと自体何だか仰々しく高く感じられるかもしれません。その上、お金に苦しんでいる中で支払う相談料の、30分まで5250円(1時間までは10500円)は高い、と思われるかもしれません。でも、この袋小路から抜け出すきっかけが、この時間の中で見つかるかもしれません。貯金もなくなり、どこからも誰からも、借り入れができなくなってしまう前に、弁護士費用も工面できない、相談料さえ払えない、そのようなことになる前に、ぜひ相談にいらしてください。