弁護士 田中 智美

駐車場で、車体を動かさず、ハンドルだけを操作して切り返している車を見ると、「タイヤの虐待はやめてー!」と思う、今日この頃です。
ところで、先日、愛車の左後輪のタイヤに釘が刺さるというハプニングがありました。
その日曜日は、久喜警察署に接見に行っただけで、まっすぐ自宅に戻って来たのですが、自宅の車庫で走行後のタイヤ回りのチェックをしていた際に、接地面に見事に刺さっている釘の頭を発見したのです。

「今のタイヤは(釘を)抜いても中身は抜けないだろう」と高を括り、早速ペンチで抜いたのですが、抜いた途端に中の窒素が「プシューッ」と盛大な音を立てて漏れ出すではありませんか!もう一度釘で蓋をしようとしても、どうしたことか戻せません。

慌てて、車体をジャッキアップし、スペアタイヤに履き替えようと工具類を取り出したところまでは良かったのですが・・・純正品から履き替えているホイールの、盗難防止ロックが難敵でして・・・キーを噛ませてトルクレンチをあてがい、うんうん力を込めてみるのですが、外れません。レンチの上に両脚で乗って全体重をかけてみたりもしたのですが(決して軽くはないはずなのですが)、回ってくれません。

仕方なく、ディーラーの担当者さんに電話でSОSを求め、その夜に救援に来てもらいましいた。そうしたところ、盗難防止ロックは外れたのですが、その他のナットに通常のレンチが嵌まらず、これらを外すには特殊な工具が必要とのことでした。
結局、月曜日にもう一度来てもらい、ようやく穴の開いたタイヤを外してもらうことができたのでした(担当者さん、ありがとうございました!)。

自分でタイヤ交換できないのは極めて不便なので、このホイールのナットを外すための工具を買いたいとお願いしたのですが、「いや・・・ご自分ではやらない方がいいと思います。外す時は、必ず(専門家を)呼んで下さい」と言われてしまいました。
残念無念。。。
ともあれ、皆さんも、釘などの路上落下物にはくれぐれも注意して下さいね。