弁護士 田中 智美

タクシーやバスの運転手さんが、路上で同業者とすれ違う時に、軽く手を挙げて交わすあの挨拶の仕方に憧れる今日この頃です。
さて、今回は、車にかけるお金について考えてみたいと思います。

車の維持費というのは結構馬鹿になりませんよね。
税金だけでも、購入時にかかる取得税、毎年の自動車税、それから車検時にかかる重量税があります。
これに、毎年の任意保険料、法定点検の費用、車検の費用、日々のガソリン代(ほとんどが税金!)、自宅とは別に駐車場を借りている人は月々の駐車場代などもかかるわけですから、まじまじと考えると相当なものです。

さらに、私のような人間の場合、大きな出費として改造費が加わります。
今の愛車も、購入後、ホイールを履き替え、ローダウン用スプリングで車高を下げ、3連メーターを含む社外メーターを5個取り付け、マフラーを換え、ラムエアを入れ、ブレーキライン・ブレーキローター・ブレーキパットを換え、スタビライザー及びスタビライザーリンクを換え、骨格補強のためにお腹の下とボンネット内、それからハッチバック内にアームバー・タワーバーを導入し・・・と、3年間でここまでやってきましたが、「一体合計いくらかかっているのか?」とか、「これじゃ、車両購入価格の○.○倍になっているのでは・・・」ということは、考えてはいけません。
お酒や煙草に、これまでの人生で累計いくらかけてきたのかを計算したくない人の心理と同じです(多分)。

当然のことながら、私の貯金は一向に増えません。
愛車がまるで扶養家族のようです。
それでも、今度は、「モノチューブダンパー、直巻スプリングのサスペンションキットで、バネレートを一気にかっちかちに高めちゃおうかなぁ」という誘惑に抗えず、またまたフェアでパーツを注文してしまいました。
自分でも分かっています・・・重篤な病ですね、これは。